つまがりへぶらさがり【緊急企画!船橋市議会議長選挙の画期的な取り組みとは?】

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聞けば聞く程不思議が広がる「市議会」という世界。
毎度毎度、レポすけも勉強させてもらってます。

さあ、今回は緊急ぶらさがり。
まずは前回の「委員会の決め方と正副委員長の選出方法」での、この回答をご覧ください。

つまがり:(中略)前期の最後に会派代表者会議などで一大議論があり、期数とか会派間の駆け引きよりも人物本位、能力本位で決めようという流れができつつあります。今回議長選挙が所信表明を経てなされたのもその一環です。

>>船橋市議会の議長選挙が「所信表明」を経てなされたもの

↑何やらこれが画期的な事らしいのです。
ではこの辺をちょっとぶらさがってみましょう!

レポすけ:つまがりさん、今回の船橋市議会議長選挙では「所信表明を経て」実施されたそうですが、これ、画期的なんですか?

つまがり:画期的なんです!
H29.8の調査によると「議長選挙での所信表明」は全国に47ある中核市のうち12市しか実施されていません。

レポすけ:おお!全国的に珍しかったんですね。
参考までに従来の議長選挙はどのように実施されたのでしょうか?

つまがり:まず、会派代表者会議で「議長を希望する人」を募ります。
希望者が複数になるケースが多いので、議長希望者同士、時には、その会派の会派代表も交えて話し合いがなされます。それが不調となった場合、議長選挙で雌雄を決するというのが、これまでの流れなんです。

レポすけ:やっぱここでも「話し合い」なんですね。でもこれ、会派の代表さんとか、議長候補とか関係者の方以外の人には分かりにくくないですか?

つまがり:そうなんです。議長希望者の考え方や、政策協定的なものは、会派や議員達の水面下で行われるので、その過程は議員以外、時には、一期生議員には全く見えないものでした。

レポすけ:それが慣例だとすると、通常だったら議長希望者が何を思って議長を希望するのかが見えなかったわけですから「所信表明からの議長選」は確かに画期的ですね。この「所信表明してから議長選」はいつから決まってたんですか?

つまがり:今年の3月に正式に決まりました。先期のうちに決めていたのは大きいと思います。

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レポすけ:ほほう。先期のうちに「じゃあ、次は所信表明してから議長選やりますね」って決めといたんですね。この選択にたどり着くまではどんな議論があったのでしょうか。

つまがり:明文化まではされなかったのですが、院長や競馬組合議員、四市複合議員、後期高齢者医療組合などについても会派間の調整や期数ではなく、人物や能力本位にしていこうという方向性で議論がありました。
私が初めて議員になった8年前と比べれば、大きく議会全体の雰囲気が変わったと思います。

レポすけ:よくわかりました!ありがとうございました!

いかがでしょう?
なんか、ホントに画期的だったみたいですね!

レポすけCheck!

・所信表明を経て市議会議長選挙を実施するのは47中核市中12市(H29/8調べ)
・従来の方法は基本話合いで決めるが選出過程が分かりにくかった
・会派間調整ではなく能力重視で決めようという流れになった
・所信表明の様子は
船橋市議会議会中継録画でご覧いただけます

令和元年5月21日(令和元年第1回臨時会) では、つまがりも質問をしてますので、是非ご覧くださいませ!

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